WIN5の場合、単勝オッズ1倍台の人気馬が存在する「鉄板」と思われるようなレースがあると、そのレースを1点買いに留めたいという心理が働きやすくなります。
しかし、単勝1倍台の馬でも「テン乗り」となれば話は別です。「テン乗り ×単勝1倍台の馬」の組み合わせには見落としがちな罠があることを理解しておかなければ、その時点でWIN5終了となる可能性が高まります。
今回は、「テン乗り×単勝1倍台の馬」を過信してはいけないケースと、その理由を具体的に解説していきます。WIN5で単勝1倍台の罠にはまるリスクを減らし、1点買いすべきか否かを見極めるヒントになれば幸いです。
「テン乗り×単勝オッズ1倍台の馬」は過信するべからず

単勝オッズ1倍台の人気馬は、多くの競馬ファンにとって「堅い馬券」「信頼できる馬」の証のように映ります。しかし、実際にはオッズの低さがそのまま勝率の高さを示すわけではなく、むしろ「過信してはいけない状況」が存在します。
特に、テン乗りの馬が単勝1倍台に支持されるケースでは、「買う側の心理」「オッズの形成プロセス」「レース展開」など、多くの要素が絡み合っています。その結果、実力以上に人気が先行し、思わぬ敗戦を喫することも少なくありません。
ここでは、「テン乗り×単勝1倍台の馬」を過信してはいけないケースをいくつか紹介します。これらの状況に当てはまる場合は、オッズの低さだけに惑わされず、慎重に判断するようにしましょう。
「テン乗り×単勝1倍台の馬」を過信してはいけないケース」
- ケース①:トップジョッキーによる過剰人気と思われる場合
- ケース②:中間調教に跨っていない場合
- ケース③:重賞レースに出走する場合
ケース①:トップジョッキーによる過剰人気と思われる場合
競馬のオッズは、単に「馬の能力」だけで決まるものではありません。ファンの期待や騎手の知名度、大口投票の流入などによって、本来の実力以上に支持されるケースが多々あります。特に、テン乗りの単勝1倍台の馬がこの状態に陥ると、過信することで思わぬ敗戦を招くことがあります。
例えば、近走で圧勝した馬がC・ルメール騎手を筆頭にリーディング上位ジョッキーに乗り替わりで出走する場合、それが例えテン乗りだったとしても、ファンの期待がオッズに強く反映されます。 これにより、実際には展開や相手関係が異なり、前走のような楽勝が難しい状況にもかかわらず、「この馬なら今回も楽勝だろう」と錯覚する人が増えていきます。
過去のレース映像や相手関係を冷静に分析し、「このオッズは適正なのか?」と自問することが重要です。「近走の圧勝 × リーディング上位ジョッキーに乗り替わり × テン乗り×単勝1倍台の馬」の組み合わせには、特に注意する必要があります。
ケース②:中間調教に跨っていない場合
テン乗りで単勝1倍台に支持される馬の中には、「レースで騎乗する騎手が直前の追い切りに乗っていない」ケースがあります。こうした状況では、騎手が馬の癖を把握しきれておらず、実戦で力を発揮できないリスクが高まります。
特に、馬の特性を活かす乗り方が求められる場合(逃げ馬、ピッチ走法の馬、気性難の馬など)では、テン乗りの騎手が本来のパフォーマンスを引き出せないことが多いです。
例えば、テン乗りの騎手が「馬のスタートの癖」や「追い出しのタイミング」を掴みきれていない場合、スムーズな競馬ができずに敗れる可能性が高くなります。事前の追い切りで騎手が騎乗しているかどうかを確認し、もし騎乗していない場合は、「この馬は本当に信頼できるのか?」と慎重に判断することが求められます。
ケース③:重賞レースに出走する場合
「テン乗り×単勝1倍台の馬」は、重賞レースでも敗れるケースが珍しくありません。重賞では実力馬が揃うため、ちょっとした仕掛けの遅れや判断ミスが勝敗を左右します。実際、重賞で敗れたテン乗り馬の多くは、本来の力を発揮できないまま終わることが目立ちます。
特に、本コースでの騎乗実績がない場合、仮にレース前の中間追い切りで調教をつけていたとしても、テン乗りの騎手は馬の特徴を完全に掴みきれないまま本番を迎えることになります。
また、重賞では各騎手がライバル馬の特徴を熟知しているため、駆け引きがシビアになります。その中で、テン乗りの騎手が仕掛けのタイミングを誤ると、直線で前が詰まったり、仕掛けが遅れて勝負どころで置かれてしまったりする展開になりがちです。
重賞レースでは、馬の能力だけでなく騎手の経験や馬とのコンビネーションが求められるため、「テン乗り×単勝1倍台」の馬が思わぬ敗戦を喫することも十分考えられます。
「テン乗り×単勝1倍台の馬」が敗れたレース

「テン乗り×単勝1倍台の馬」は、オッズの低さから過剰に支持されやすい傾向がありますが、実際には敗れるケースも少なくありません。 そこで、実際に「テン乗り×単勝1倍台の馬」が敗れた過去のレースを振り返り、共通するポイントやWIN5の払戻金への影響について検証していきます。
過去のデータ集(2023年・2024年)

上の表は、2023年1月〜2024年12月の2年間で、WIN5対象レースにおける「テン乗り×単勝1倍台の馬」が敗れたレースの一覧です。重賞レースを含めると9回も出現しています。この集計データを元に、特筆すべきポイントをまとめてみました。
特筆すべきポイント
- レース前に調教に乗っていないケースが多い
- 重賞レースでは、調教で追い切りに跨っていても敗れている
- リーディング上位騎手が名を連ねる
- リーディング上位騎手が敗れた場合、すべて100万円超の高配当
直近2年間のデータだけでも、「テン乗り×単勝1倍台の馬」が敗れるパターンには、いくつかの共通点が見えてきます。特に、レース前の調教状況や騎手の経験、レースの格などが影響している可能性が高いです。これらのポイントを押さえておくことで、「テン乗り×単勝1倍台の馬」を過信することなく、WIN5予想の精度アップに繋がって高配当ゲットに一歩近づくことができるでしょう。
「単勝1倍台の馬」が敗れたとき、WIN5の払戻金の傾向は?
「単勝1倍台の馬」が敗れたレースでは、前述の過去2年間のデータを見ても分かるように、WIN5の払戻金が高配当となるケースが目立ちます。
特に、ルメール騎手・川田騎手・戸崎騎手といったリーディング上位騎手が敗れた場合、すべてのレースでWIN5の払戻金が100万円を超えています。 これは、WIN5の購入者が、リーディング上位騎手に対する信頼度を反映して馬券を組んでいることを示唆していると考えられます。
これは、騎手のネームバリューがオッズに与える影響が大きく、実際には他の馬との実力差がそれほどない状況でも、「リーディング上位騎手なら勝つだろう」という期待から、単勝1倍台に支持されていた可能性があることを意味します。
そのため、「テン乗り×単勝1倍台の馬」が出走する際は、騎手の影響による過剰人気が生じていないかを慎重に見極めることが重要です。WIN5の払戻金を大きく左右する要素にもなり得るため、安易な1点買いは避け、展開や相手関係を考慮した戦略が求められます。
【教訓】「テン乗り×単勝1倍台×昇級戦×調教未騎乗」は危険な組み合わせ

2024年1月6日の迎春Sでは、7頭立てのレースで単勝オッズ1.5倍で断然の1番人気となっていた戸崎圭太騎手のダニーデンがまさかの6着に敗れ、WIN5対象レースの1レース目にも関わらず、23万票近くまで残りの投票数が激減しました。
この日は1番人気の馬が一度も勝てなかったため、648万円超の高配当が生まれました。特に注目すべきは、敗れたダニーデンが「昇級戦」だったという点です。「テン乗り×昇級戦×調教未騎乗」という厳しい条件が重なり、さすがに戸崎騎手に乗り替わったとはいえ、単勝1.5倍の期待に応えるのは難しかったようです。
テン乗りだけではない単勝1倍台の馬に潜む「3つの罠」

WIN5において、単勝1倍台の馬は「鉄板」と思われがちですが、実際には負けるケースも少なくありません。特に、過剰人気が生まれやすい状況では、馬の本当の実力を見誤ることがあります。では、なぜ単勝1倍台の人気馬を過信すべきでないのか、その理由を詳しく見ていきましょう。
「単勝1倍台」が生まれるオッズのメカニズム
単勝1倍台の馬が生まれる背景には、馬の実力だけでなく「みんなが買うからさらに買われる」という心理的な影響が大きく関係しています。特に、近走で強い勝ち方をした馬は、次走も当然勝つだろうという期待が高まり、その期待がオッズに反映されていきます。
その結果、以下のような現象が起こります。
- みんなが買うから安心してさらに買われる → 「これだけ支持されているなら堅いだろう」と、追随する人が増える
- 近走で強い勝ち方をした馬ほど、期待が高まる → 「この馬なら次も楽勝」と錯覚しやすい
- 2番人気とのオッズ差が広がる → 実力以上に過剰評価される心理が働く
このように、オッズが形成される過程では、馬の実力だけでなく「周囲の期待値」が大きく影響しています。「単勝1倍台だから堅い」と決めつけず、冷静に分析することも大切です。
「単勝1倍台の馬」はレースでマークが厳しくなる
単勝1倍台の馬は、単に人気だからという理由で負けるわけではありません。レースの中で他の騎手たちの標的になりやすいという点が大きく影響します。特にルメール騎手をはじめ、リーディング上位ジョッキーが騎乗する場合、ライバルたちは「この馬を負かせば勝てる」と考え、徹底的なマークを仕掛けてきます。
具体的には、以下のような状況が生まれます。
- 逃げ・先行馬の場合 → 他の馬に競りかけられ、速いペースを強いられることで消耗しやすくなる
- 差し・追い込み馬の場合 → 進路をふさがれ、スムーズに加速できないまま仕掛けが遅れる
- レース展開全体が『人気馬をマークする』方向に動く → 競り合いが激化し、ペースを落とされるなど、想定外の展開になりやすい
特にWIN5の対象レースでは、単勝1倍台の馬が他馬にマークされることで、本来の力を発揮できずに敗れるケースが頻発しています。オッズの低さに安心するのではなく、「この馬はマークされて不利になる可能性がある」と考えることが重要です。
タイム指数では他馬と殆ど差がないケースが多い
単勝1倍台に支持される馬を見ると、多くのファンは「他の馬よりも圧倒的に強い」と思いがちです。しかし、実際にタイム指数を確認すると、2番人気や3番人気の馬とそれほど差がないどころか、むしろ低いケースが少なくありません。
単勝1倍台の馬のタイム指数を確認すると、以下のような事例が散見されます。
- 単勝1倍台の馬と2番人気の馬のタイム指数を比較 → 殆ど差がない or 逆に低いケースもある
- 前走で楽に勝っていても、展開やメンバー構成に恵まれた → タイム指数自体は他馬と差がない
- 他馬とタイム指数が拮抗している → 単勝1倍台というオッズだけで「抜けた存在」と錯覚する
このように、タイム指数に差がない場合は要注意です。「本当にこの馬は抜けた存在なのか?」と冷静に判断することで、「単勝1倍台の馬」に潜む罠を回避することができます。
まとめ:「テン乗り × 単勝1倍台の馬」を見極める3つのチェックポイント

WIN5では、単勝1倍台の馬がいるレースを「鉄板」と判断し、1点買いで勝負したくなる心理が働きやすいものです。しかし、特に「テン乗り × 単勝1倍台」の組み合わせには、見落としがちな罠が潜んでいます。
このような馬が出現したときには、特に次の3つのポイントを必ずチェックするようにしましょう。
「テン乗り × 単勝1倍台の馬」を見極める3つのチェックポイント
- 中間調教に騎手が跨っていないか?
→ 騎手が事前に馬の癖を把握していない場合、実戦で対応しきれないリスクが高まる。 - 昇級戦ではないか?
→ 前走の圧勝がクラスレベルの違いによるものなら、今回も同じように勝ち切れるとは限らない。 - タイム指数で他馬と大きな差があるか?
→ 指数が2番人気や3番人気の馬と僅差である場合、オッズほどの信頼度はない可能性がある。
この3つの条件のいずれかに当てはまる場合、「単勝1倍台だから鉄板」と決めつけるのは危険です。 しっかりと事前分析を行い、本当に1点買いする価値があるのかを見極めることが、WIN5的中率を上げるための重要なポイントになります。
次回、「テン乗り × 単勝1倍台」の馬が現れたときは、この3つのポイントをチェックし、冷静に判断することで、WIN5攻略の精度を高めていきましょう。