WIN5のレース結果を知る瞬間、それはまるで運命の扉を開けるようなものだ。
当たれば歓喜、ハズレれば落胆。けれど、そこには単なる勝ち負けでは語り尽くせないドラマがある。
WIN5のレース結果を知るまでが至福の時間

WIN5の的中を夢見る。その瞬間の興奮は計り知れない。しかし、楽しみ方は人それぞれ。僕はというと、レース中継をリアルタイムで見ることはほとんどない。それは決して忙しいからではない。むしろ、的中の夢を長く味わいたいがために、あえて結果をすぐに見ないのだ。
毎回、本気で予想し、毎回、全て的中するつもりでWIN5に挑む。そのうえで、的中した後の自分を想像する時間が何よりも至福のひとときだ。この時間、脳内では「報酬ホルモン」とも呼ばれるドーパミンがじわじわと分泌され、心地よい高揚感と期待感を生み出している。「当たったら何を買おうか?」「旅行にでも行こうかな?」そんな妄想に浸りながら、一日を優雅に過ごす。そう、これはただの遊びではなく、脳内に快感と希望を広げる、計算された至福の時間なのだ。
WIN5のレース結果を極限まで楽しむ方法

レース結果は、その日の夜に仕事から帰宅してから確認することが多く、日によっては翌日に持ち越すこともある。そして結果を確認する際には、ただ再生するわけではない。例えば、スタート直後に停止ボタンを押し、狙いの馬たちがしっかり出遅れずにスタートしたかをチェック。最終コーナーでは、馬群のどこにいるのかを確認し、さらにゴール前の攻防では、一時停止とコマ送りを駆使しながら、じっくりと勝負の行方を見届ける。結果として、わずか2分のレースを5分かけて堪能する。こうすることで、ドーパミンの効果を最大限に引き出し、WIN5の楽しみを極限まで引き伸ばしているのだ。
しかし、ドーパミンには功罪がある。報酬を得ることへの強い期待が、時に冷静な判断を鈍らせることもある。だからこそ、僕はこの興奮を意図的にコントロールし、結果がどうであれ、一つのプロセスとして楽しむことを意識している。この絶妙なバランス感覚こそが、長くWIN5を楽しみ続ける秘訣なのかもしれない。
WIN5の的中確認を「真逆の方法」で楽しむ男

そんな中、僕の競馬仲間に全く異なる楽しみ方をしている男がいる。彼は、なんとレース映像はおろか、競馬サイトで結果を確認することすらしない。ではどうやって当たりハズレを判断しているのか?
彼の方法はこうだ。即PATに1万円を入金し、その1万円ぴったりをWIN5に投票する。そして、夜20時ごろに届くはずの「入金お知らせメール」が来なければ、不的中と判断するというのだ。逆に、メールが届いた瞬間、それはすなわち的中を意味する!
ある日、彼はいつものようにWIN5を購入し、夜を迎えた。そして20時ごろ、ついにメールが届く。「的中したやん!!!」と彼は狂喜乱舞し、大興奮。WIN5で当たったのだから、それなりの高配当があるはず。最低でも数万、もしかしたら100万オーバーかもしれない。心臓をバクバクさせながら、即PATの口座を確認した。
WIN5の的中を確信した男に訪れた想定外の結末

しかし、そこに振り込まれていたのは――
まさかの「300円」
「え!? なんでやねん!? どういうこと!? 」
大当たりのはずが、まさかの300円。全て1番人気で的中しても、そんな配当はありえない。彼は恐る恐るレース結果を確認した。そして、驚愕の事実に直面する。
「……除外馬、おるやん……」
そう、彼の買った馬のうちの1頭がレース前に除外されており、その馬に賭けていた分の返還金が振り込まれただけだったのだ。
喜びの絶頂から、絶望のどん底へ。一瞬の天国から、一気に地獄へ突き落とされた彼は、ショックのあまり、その夜、300という数字が頭から離れなかったという……。
WIN5は夢がある。だからこそ、楽しみ方も人それぞれ。僕はできるだけその夢を引き延ばして楽しむタイプだが、彼のようにシンプルに結果を待つ者もいる。ただひとつ言えるのは――
「除外馬だけは、ちゃんと確認しておこう」
これもまた、WIN5あるあるのひとつなのかもしれない。